タンスを洗って長く使う!100年ものの桐箪笥を洗い替えレポ 

タンスを洗って長く使う!100年ものの桐箪笥を洗い替えレポ 

「箪笥洗い」を知っていますか?
曽祖母が使っていたという桐タンスを、祖母から譲り受けました。

なんと100年以上も使われてきた古い箪笥です!

「洗い替え」に出して綺麗にしてもらったので、記録のブログ。

桐箪笥の素晴らしさ

伝統的な桐の木でできた箪笥。

夏の湿度が高い時には、木が膨張して外の湿気が入りにくくなり
冬の湿度が低い時には、木が収縮してそのと乾いた空気が入りやすくなります
日本の気候にピッタリ合った素材なのです。

私が一人暮らしを始めた時、安い輸入合板の組み立て家具を買って使ってきましたが、10年もたずに表面材が剥がれてきたり、結構重たかったり、中のものがカビたり…

桐箪笥は軽くて全然違って、感動ものです。

箪笥を洗い替えるってどういうこと?

桐の箪笥は、洗い替えることができます。
箪笥職人など専門技術を持った、洗い屋さんというのがあり、その名の通りお湯で洗います。

ただ洗うだけではなくて…
金具を外して直したり
板が縮んだり隙間が開いているところを直したり
虫食いなどで穴が空いているところを埋めたり
弱っているところを補強したり
これからも使っていけるように、全面的に見直してもらえます

専門技術のため安くはないですが
100年以上前に作られたものでも引き継いでいける、すごい技術です

実際の箪笥ビフォーアフター

こちらが曽祖母の箪笥。
祖母が譲り受けた時に、一度洗いに出してあるそうです。

昭和初期の雑誌?が入っていました。90年以上前のものです。

箪笥は上中下段に分かれる造りになっています。
分割できるので、運びやすい。

引き出しの幅は、和服を畳んで、たとう紙に入れた時に、ピッタリと入るサイズになっています。
外には、左右に金具の取手がついていて、これは持ち手であり、つなげる際のストッパーにもなっています。
全面的に洗って綺麗にして、補強を入れてもらいました。

前回の洗い替えの際には、穴埋めした上に塗装がしてあったそう。
今回はナチュラルな感じで、前回の穴埋めが分かりますが、気にしないことにしました。

何十年後に別の職人さんがまた直す、ってすごいなあ。

今回お世話になりましたのはこのお店

名古屋市中区大須で創業70年以上
加藤洗工店さん
http://www.katoarai.com/
ありがとうございました!

実家の近くに素晴らしい技術をお持ちのお店があって嬉しいです。

和装マタニティフォト

今回の箪笥洗いは、妊娠のお祝い?のようなもので、産休前にと、届けていただき、
終活をし出した祖母から、思い出の着物も譲ってもらいました。

これも曽祖母の帯らしい…100年もの…!?
名古屋は戦時中に空襲もあったときいていますが、よく残っていました。

そんなこんなで、出産予定日まで50日を切り
知り合いのカメラマンさんの申し出で、マタニティフォトを撮っていただきました!

せっかくなので、譲り受けたものたちを身につけて

・今回いただいた祖母の帯
・もう1人の祖母の遺品をリメイクして作った帯留
・義母が作ってくれた髪飾りをブーケ風に

着物は結婚式の際に着たもので、自分で買いましたがリサイクル品です。

夫の着物も古いもので、さすがに丈が短い…
(着物は丈を延ばして着ることもできます!それはまた別記事で)

代々ずっと使えるってすごいですね。
いろんな人の想いを引き継いで…
どんな子が出てくるのでしょうか〜!?

マタニティフォト撮影
うりずん(井関るみ子さん)
https://instagram.com/photourizun
ありがとうございました!

おまけ写真

最近うちで孵った鶏のヒヨコと一緒に

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