道端のお花でも…ツツジ、ツバキの花びら染め
- 2018.04.24
- 和文化・手作りの楽しみ

まだ4月なのに、今年は暑い!
道端のツツジが満開でした!!
「かなこ」は、草花が大好きです(藤村香菜子って名前、めっちゃ草属性っぽい)
小学生の頃の自由研究で、庭の雑草図鑑を作ったなあ…
大学で染織を学んでからというもの、草木の化学反応に惹かれ、草木染めの先生をさせてもらうことが1.2ヶ月に1回くらいあります。
花びらでも染められる!
草木染めって、渋いイメージがある方もいるかもしれませんが、花びらでかわいい色も染められるんですよ!
どうでしょうこのピンク色!!これはツバキの花びらから抽出した色です。
(退院してわりとすぐだったので顔白いですね…笑 白い顔をしている原因についてはこちらの記事をどうぞ)
お庭のツバキで染めたい!と
プライベート講座をご家族でご依頼いただきました。
アントシアニンの花びら染め
ツツジや、ぶどうの皮など、こういった赤系統の花は「アントシアニン」という成分です。
それを水に溶け出させて、染めていきます。
事前に、ツバキの花びらを集めて、酢水につけておいていただきました。
花びらをこしている様子。
水にツバキの色がうつっているのがわかりますか?
この講座をした時は、短時間で行うために、薬品を使っていますが、酢水でじっくり抽出することも可能です。
この液にとけた色を布にうつすわけですが、ただ布を浸すだけですと、すぐ退色してしまいます。
トンカツを作る時、肉にすぐパン粉をつけて揚げるのではなくて、
肉に小麦粉をつけ→卵液をつけ→パン粉をつけ、と、つきやすいように段階を追って処理しますよね。
これを草木染めでも行います。
家族でかわりばんこに布をモミモミ…
トンカツでいう、パン粉をつけるための卵をつけるための小麦粉
草木染めでいう、染料を反応させるための下準備の下準備です
地味…な作業ですが重要。1時間半くらい要しました。
絹やウールなどタンパク質の繊維にはよく染まるのですが、今回は麻なので染まりやすいように添加しています。
ここでは早く作るために専用の薬品を2種類使っていますが、身近なものでは、豆乳や牛乳で下処理したあと、灰汁かミョウバンで処理とかも。
その後、染液につけて干します。
花びら染めは退色しやすいので、日陰干しで!
かわいいピンク色になりました^^
花びら染めほかにも
ちなみに、マリーゴールドやセイタカアワダチソウ、オオアレチノギクなど、菊系の花も染められるのですが、それはまた化学反応が違いまして…
またそのうちに、ご紹介いたしますね。
マリーゴールドの花で手ぬぐいストール染め教室をした時の様子。茶色系統のものは、杉の皮で染めています。
こんな植物でも染められる?というのがあったら、お問い合わせください。
ご案内
草木染め講座をする機会をご案内しておきます〜
【ヨモギ染めとヨモギ餅づくり】 花と鉢展 わざどころPONにて
2018年5月22日(火) 13:00-15:00
バーブの女王、ヨモギを使って、ストールorふんどし染め。染めている間に、ヨモギ餅をついて食べます!ヨモギの魅力を存分に楽しめる会です。
ストールorふんどし染め+ヨモギ餅で3000円。
ヨモギ餅のみだと500円です。親子で参加も大歓迎!
【いやしの草木染め】 いやしの祭典 八木酒造にて
2018年6月9日(土) 10日(日) 13:00-15:00
季節の草木を使って染めます。染めの工程で煮炊きします。お鍋から香りがたって、アロマ効果抜群!草木のちからに癒やされていってください♪
ストールorふんどし染め2500円。
いやしの祭典は、南丹エリアの、いやしにまつわるお店が30店強ならぶお祭りです!
詳しくはこちらから。
いづれも、JR山陰線八木駅から徒歩すぐです。詳細・お申込みはお問い合わせくださいね。
自然のものを使って生活を楽しむこと、もっと身近になっていったらいいな!
それではまた!