できることを、つないでいく。少子高齢化で、一人ひとりの役割の範囲が大きくなる。
- 2018.07.17
- 自分らしい働き方
少子高齢化、過疎化が進む昨今。
いろんな仕事をしてると、いろんな人が来てくださって大変おもしろいです。
商店街のなかに住んでいるし、お隣が親子が集えるコミュニティースペースなので、まだまだ若者も沢山いるような気が、つい、するんですが…南丹市は高齢化率(65歳以上の人の割合)が34%以上!
来店されるお客さんの年齢も大変幅広く(親御さんに連れられた0歳から80歳以上のおばあちゃんまで!笑)いろんなお話がきけて大変興味深いです。
昔から商店街で活躍してきた旦那衆からは、耳を疑う「昔はすごかったトーク」が炸裂することもしばしば。おもしろい。
おばあちゃんが細々とやってる本屋があって、まあ品揃えはいいとはいえないんですが、そこで本とか文房具を買いつつ喋るのが好きで、つい通いたくなります。震える声で心配になることもあるけど、芯はしっかり、女性商店主としてのキャリアが伺える。
いろんな話をききながら、じゃあいまの私にはなにができるかなあって、考えるんです。
「昔はすごかったトーク」を再現することはなかなか難しいけれど、できることはいろいろあると思う。
逆に人口が減っているぶん、活躍できる場所もいろいろあると思うんです。
たとえば、今日来られたお客さんのうち4人を挙げてみると
・就職祝いのプレゼント探し
・とある事業のロゴマークデザイン
・こわれた陶器を直したい
・オリジナルTシャツを染めてほしい
これは全て私の技術やネットワークで解決できます。
小売業なのか、グラフィックデザイナーなのか、コーディネーターなのか、染めやさんなのか?
どれかに集中しろ!という声もあるかもしれませんが、どれも相乗効果になっていると思う。
(ざっくりまとめるとどれもデザイナーなのかな?)
一社で勤め上げることも素晴らしいことですが、できることをつないでいくというパターンも、大いにありだと思っています。
少子高齢化で、一人ひとりの役割の範囲が大きくなっていくと思うんです。
まわりで足りてないことで、自分が解決できること、見極めていくと小さな仕事のたねがいっぱいです。
たねを拾って育てていくと、いつのまにかできることが大きくなって、木になって、それを見てたねがまた蒔かれる。
都会に暮らしながら、田舎で自分が生きることしてみたいって思っている人の、ハードルが下がったらいいなと思います。
もちろんサラリーマンとして働ける職場もいろいろありますし、
畑耕すのを手伝ってほしい!むしろかわりに好きなもの作って!みたいなこともありますよ。
(私もなんとか余力を作って、野菜育てたいなあ…)
あと、ちょっとした力仕事も需要があったり、消防団員が活躍する場も超多岐にわたってる!
またじっくり紹介したいです。