地域おこし協力隊活動ふりかえり。複業の相乗効果とセーフティーネット
- 2018.09.12
- 自分らしい働き方
あなたはいま取り組んでいる仕事や活動が好きですか?やりがいを感じているでしょうか。
地域おこし協力隊ふりかえり
私は、先月末まで3年間、南丹市という京都の片田舎で、地域おこし協力隊として活動していました。
生まれ育った人口300万人のまちから3千人の村に引っ越して…
都会から田舎に引っ越して特に感じたことの一つに、これからは、それぞれに合った地域で、自分の生き方に納得して、手にわざをもって生きている人が、カッコよくあるべきではないか?というのがあります。
都会では、お金があればなんでも買えますが、逆に、生活に役立つ技のありかや、一人ひとりができるスキルを、見失ってきているように感じました。田舎で「このスキルを持っているのはあの人」という情報の共有がしっかりあり、連携できている価値は大きいと思います。
AIにとって変わられる仕事が多く出てくると言われている時代…
「あなただから頼みたい!」といわれて取り組めるのは、とても幸せなことだなって実感しました。
地域おこし協力隊は、地方創生のための総務省の制度です。南丹市の場合は、自営業への委嘱がたで、フリーミッション。「定住促進」という大枠は決まっていますが、具体的に何をするかは各自に任されています。
私が取り組んだいくつかのことを、活動報告会時に作成した資料の一部を抜粋して紹介します。
※画像をクリックすると、別窓で画像を大きくみれます。
任期中は、これらの活動と、移住希望者からの相談対応、もともと取り組んでいたグラフィックデザインの仕事(チラシや冊子、ロゴやシールやパッケージ、webデザインと初歩的な構築など)をやっていました。
そんなこんなで、たくさんの交流が生まれ…
賞もいただきました。ありがとうございます。
任期後のお仕事はこんなかんじ
今は任期は終わりましたが、任期中に取り組んでいたことを、さらにビジネス寄りに模索しながら進めています。
今月の仕事としては、だいたいこんな感じ…
・地域の作家の作品紹介、小売、オーダーメイドや修理の取次、ものづくり系地域PR系イベントへの出店
・グラフィックデザイン(地域の小規模事業者の広報物が多い。名刺からwebサイトまで)
・田舎体験やものづくり体験の観光開発や、特産品の商品開発サポート
・地域系アートイベントのコーディネートから運営
・レンタルスペース(ギャラリー、ものづくり教室等)の運用
・ウエディングフォト事業の事務局対応とデザイン面のしごと
複業のメリット
「複業」って、ひとつのことを極めてないからよくない、って思われることもあります。
ひとつを極めることが向いている人もいるけど、私には複業が向いていて、相乗効果のほうが多いと感じてます。
たとえば…
はじめは、レンタルスペースの教室の生徒として来られたお客さんでしたが、地域の作家の作品を見てプレゼント用にと購入されたり、ご自身の事業の名刺を注文してくださったり、商品開発の相談をされたりすることがありました。
Aの仕事で知った知識がBの仕事に役立つということもよくあります。(秘密は守りますよ!)
逆に、こちらで開催したイベントに来てくださったお客さんに、他の案件で発生した仕事を頼むこともあります。
技をもっているものどうしが集まると、お互いに問題を解決できるし、それぞれの技も更に磨かれる。
どれかの事業が停滞していても、ほかの事業で頑張っているあいだに、状況が好転したりもする。
複業はある意味で、セーフティーネットにもなっています。
個々人の持っている特技が生かされる。
こんな働き方が、もっと一般的に認められるようになっていったらいいなと思います。
田舎で起業した女子が健康で楽しく暮らせるように!笑
更に知りたい人は…!
9月15日に開催される、創業・生業丸わかりセミナーで、体験談をお話させてもらうことになりました!
南丹市内で創業・起業をお考えの方や起業後5年未満の方を対象にした無料のセミナーです。
リアルトークしますので、気になるかたはぜひ!→講演、掲載などのページへ
そしてそして…わざどころPONも展示替え。→イベントページへリンク
オーダーメイドができる作家さんの特集コーナーを設けています。
身体にあったシャツやジャケット…
荷物にあわせてちょっと縦長のかばんにしてほしい…とかも
着物のリメイクを学べる日もありますよ。
チラシ貼っちゃう。
作家の技を見に来てくださいね〜〜!