ご縁つながる、仏前結婚式。みんなでお経!?曹洞宗の仏前式の様子と、縁日みたいな披露宴
- 2023.07.14
- 和文化・手作りの楽しみ
だーいぶ時が経ちましたが
『仏前式と縁日』という形式で行った結婚式
どんな様子だったか、3分動画にまとめました。
仏縁に感謝する、禅寺での結婚式。
そしてフリースタイルな、披露“縁日‘’とコンサート。
興味のある方に参考になればという思いで公開します。
お坊さまや檀家さん、近隣の方々。
出店者の皆さん、引き出物のうつわ作家さんたち、演奏家さんたち
わざどころPONで日ごろお世話になっている方々が勢揃い。
着付け師さんは、前職で企業内デザイナーをしていた時にお世話になった会社の方だったり。
メイクや音響、司会から送迎のタクシーに至るまで、いつもお世話になっているプロ揃い。
写真も、正式に頼んだのは一人だけど、気づいたらプロカメラマンが5人も来て撮影くださっていた。
会場装花も花道の先生をしている旧友の旦那さん作だったり…
改めて、すごいプロ集団による、すごい日だったなあ
感謝、感謝です。
仏前式の内容(禅寺・曹洞宗の場合)
1、式師・新郎新婦 上殿
鐘を鳴らしながらの誘導に沿って入場です。
お墓で読経する時にも使う、ポータブル便利なミニ鐘。
2、開式の言葉
3、献香三拝(礼拝)
仏壇にお香をあげてお拝をします。
4、啓白文奉読(結婚の奉告)
式師という、キリスト教式なら牧師、神前式なら宮司にあたる高僧が、結婚式をあげますよと仏さまに伝えます。
仏教では『縁』を大切にしていて、仏縁に導かれて式をあげられることに感謝します。
5、洒水灌頂(きよめの式)
お清めの水を、松の枝につけていただきます。
6、寿珠授与(睦みの式)
数珠を授かります。
珠は心の丸みを、輪はご縁の和を表しているそう。
曹洞宗ではあまり数珠を使う場面はないですが。
7、三帰礼文唱和
仏を信仰しますという文を唱えます
(列席者にもお配りしましたが唱和は任意です)
8、盃事
絆を固める盃を酌み交わします。
神前式でも行われる、三々九度の形式で、新郎新婦はお酒をいただきます。
(地元の銘酒を使わせていただきました。)
この時は、親族と列席者(任意)にも、盃に甘茶を入れてお配りしました。
甘茶は、仏となる釈迦が生まれた時に降ったといわれる神聖な雨を模したものです。
詳しくはこちらの記事から。
9、誓約文奉読(誓いの言葉)
新郎が、結婚にあたり誓いの言葉を述べ、新婦と共に拇印を押します。
10、式師垂示(おさとしの言葉)
式師より、新郎新婦へのお言葉をいただきます。
11、祝寿端座(寿ぎの坐禅)
禅宗では坐禅を大切にします。
この時は足を組んだりはせずに、それぞれの場所で黙祷のようにしていただきました。
12、般若心経
禅宗の代表的なお経で、仏(釈迦)さまからの生き方のアドバイスです。
皆で唱和します。
(列席者にもお配りしましたが唱和は任意です)
13、式師・新郎新婦 退堂
入場時のように鐘に従って退場です。
式次第・お経のダウンロード、出店出演者の紹介
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