「コミュニティデザイン」とは「宝の地図を描く」こと

「コミュニティデザイン」とは「宝の地図を描く」こと

ありがたいことに、ここ半年くらいの間、1月に1.2回、ゲストスピーカーや、プレゼンテーターとして、活動についてお話させてもらう機会をいただいています。

 

…世界一有名な「かなこ」に近づいたでしょうか…

 

それはさておき!まじめな話

私がお話させてもらう場所は、いわゆる「コミュニティデザイン」についてききたい人が多いように感じるので、今一度考えてみようかと。

 

「コミュニティデザイン」とは「宝の地図を描く」こと

「コミュニティデザイン」とは「宝の地図を描く」ことなんじゃないかと、かなこは思っています。

 

☆まちの中の宝物のありかがわかる
☆誰が何を得意としているかわかりあっている状態

 

が、良いコミュニティがある状態では?と。
そして、その宝のありかを整理することがコミュニティデザインなのではと。

 

「コミュニティデザイン」が使われだした背景

そもそも日本で最初に「コミュニティデザイン」という言葉が使われだしたのは、50年くらい前、ニュータウンが作られはじめた頃といわれています。

ニュータウンって、縁もゆかりもない人が集まってできるまちだから

「宝のありか」=「誰が何を得意としているか」をわかりあうのに時間がかかるんです。

 

私は、名古屋市(栄付近)→京都市(洛西ニュータウン付近)→南丹市(美山町※かなり古い農村)→南丹市(八木町※かなり古い宿場町)と引っ越してきたんですが、どこもまちのコミュニティが違う。

 

そこに暮らす人が、より良くつながって、生活を快適に楽しくする方法が、どこも違うんです。
強いて言えば、名古屋市の栄付近と、南丹市の八木町は、客商売をしてきたまち、という点で似ていると感じますが。

 

コミュニティってこういうこと!と思った

私が今まで暮らした中で一番コミュニティデザインがされてると思ったのは、日本一の田舎を地で名乗る、南丹市美山町です。

 

引っ越して数ヶ月たったある日、ご近所さんが、親戚じゅうの餅をお家でつくというので、誘われたのです。
それまで私は餅つきといえば、幼稚園か小学校の体育館でつくイメージだったので新鮮でした。餅つきはイベントとして用意されてるものであって、家庭でやるものでないというイメージ。でも古き良き日本ではどこもそうだったんでしょう。

 

で、もち米を蒸し、家庭に代々伝わる杵と臼でつきはじめるわけですが、杵が傷んでいてうまく餅がつけない。

 

ここで私のような、まちのコミュニティに慣れている者からすれば、餅つきを中断してホームセンターに行くのか、という発想になる。

 

しかし、そのお家の方は電話をしたんです。
「○○さんすぐ来てくれるって」と。

 

○○さんとはその集落に住む大工さんです。
私は杵と大工が全く結びつかずにいました。
数分後、その大工さんは自分の使い慣れた道具で、あっというまに杵を修理。
すぐ餅つきが再開しました。

 

これって、すごいコミュニティだと思いませんか。
当たり前に「宝の地図」がある。

 

たぶんずっとそこに暮らす人にとっては、なんで驚いてるの?って話だと思うんですが。

 

いま「コミュニティデザイン」についてのお話が多くなるのは、いろんな人がいろんな所に住むようになって、今一度、誰が何を得意としているか、整理することが、楽しい暮らしにとって必要となってきたからではないでしょうか。

 

ここでお話させてもらってきました

 

今回は「座敷から生まれるコミュニティ」というテーマで、江戸時代には相当にぎわったといわれる旧山陰街道にある、桶屋in鈴木モータスにて、わざどころPONの活動について、お話しさせてもらってきました。
(じつは、わざどころPON前の旧街道と、30キロくらい離れてつながってる!!)

桶長inスズキモータースにて、座敷から生まれる地域コミュニティーについて

老若男女集まって、それぞれの目的意識は違うかもしれない。
けれど、お互いが何を得意とするか、何に興味があるかを認識することから、コミュニティは生まれる。
そんな意識でお話させてもらって、2時間だけ出会った参加者の中だけでも、すこしコミュニティデザインができたんじゃないかな、って思っています。

 

桶屋in鈴木モータスという、老舗町家企業発コミュニティスペースの最初のイベントであった今回。
ここから沢山のコミュニティが生まれる座敷になっていったらと思います。

 

ここのコミュニティスペースは動かない座敷ですが、「動く京町家」という動く座敷も、この桶屋さんは持っていらっしゃいます。
いま案内リーフレットをデザインさせていただいているので、またそれが完成したら、お話ししますね。

 

ちなみに、寄稿とブックデザインをした本が出まして、紹介もさせていただきました。
「チイキ映え」する活動はいかが? という、医療と福祉の事例集です。
※詳しくは↑リンクにて

 

それではまた!