雨の季節を楽しむいろいろ。花生けとツボと漆と
- 2019.06.30
- 季節と自然と健康
本格的に梅雨ですね…
近畿は観測史上最もおそい梅雨入りだったそーな。
今日は、夏越の祓。今年も半分がおわりです。
久しぶりに髪をばっさり切りましたよ!
切った方の髪のほうが長くて、カツラができそう!写真アップはやめときますが笑
そしてこの間、かなこは何かとお寺に行く機会がよくありました。
確かに湿気はすごい。けれど、掃き清められた静かな廊下や、苔むした庭など、雨に濡れたこの時期ならではの美しさがあります。
除湿機をかけるとか、そういうことではない、梅雨の楽しみ方って、いろいろあるのかな?と思い、すこしまとめてみました。
お家時間を楽しくする花生け
雨が降ると外に出るのがおっくうに。
なれば、お家での時間を楽しくしたい。
先日お茶のお稽古で、「花所望」をしました。
お客さんが持ってきたおみやげのお花を、亭主とやりとりしながら飾っていきます。
この時期はお花も多いし、葉っぱも綺麗。
床の間があってもなくても、ちょっとしたところにお花を飾ってみても良いかもです。
とあるイベントでもお花担当を頼んでいただきました。そこの場所のかたがいろいろお花を摘んできてくださって盛りだくさんに。
夜に、お花を飾りつつ、蝋燭のあかりでお茶会をする「夜咄」のお手伝いもしました。
うん、暗くてよく見えないですね!笑。まあいいか。
ご近所さんが来てくださって、カエルの大合唱をききながら、お話。よい時間でした。
この時は、すっかり日が暮れてから行いましたが、
夏至を過ぎたばかりで、日が暮れるのがとても遅いし、少し部屋の電気を消して雰囲気を楽しむのもいいかも。
気圧で悪くなった巡りを改善するツボ
雰囲気良くするだけとも言ってられないとおもうので、実利的な話も笑。
雨が降ると体調悪くなる人も増えますよね。私もその一人です。
なんでかって、気圧が低くなると、血や体内の水の巡りが悪くなるんだとか。
そんな時に効果的なツボを二箇所紹介します。
絵が適当!なのはおいといて!!
「内関」ないかん
手の腱のあいだ、手の付け根のシワから指三本くらい
平衡感覚を助けるツボで、乗り物酔いにももってこい。
精神を安定させたり、二日酔いの吐き気や胸焼けをおさえたりもします。
「三陰交」さんいんこう
くるぶしの上から指4本くらい
全身の水のめぐりをよくして、冷え性を改善したり、足のむくみをとったりするつぼ。
婦人科系の症状改善につかわれ、生理痛のある方にも良いかもです。
私は子宮内膜症を改善したくて、三陰交へのお灸を、去年の夏からほぼ毎日してます。
下半身の冷えが少なくなったように感じ、お腹も痛くなりにくくなったなと思います。
親しい人たちには、顔色よくなったよねって言われました。
お灸のほかにも、米粒をはるとか。
おためしあれーーー
梅雨だからはかどる「漆」しごと
ほかにも「梅仕事」をしたり「晴耕雨読」といって読書をしたり、シーズンにあわせたものごとはいろいろありますね。
「湿気が多いから乾燥しやすい」ものがあるのをご存知ですか!?
アジア圏で発達してきた「漆」は、湿度によって乾燥(硬化)します。
お椀やお箸など、身近なところで昔から使われてきました。
強い殺菌効果もあって、漆塗りの弁当箱は、食べ物を腐敗からまもります。
最近再注目されている「金継ぎ」も、漆しごとのひとつ。
先日、わざどころPONでも、漆塗り講座をひらきました。
今後も定期的に開催予定です。
漆についての過去記事はこちらから
雨の季節とうまく付き合おう
何かと忙しい毎日に、雨が降るとまた気分も上がらないかもしれないですが、天からの恵みでもある雨。うまく付き合っていきたいものですね。
今年後半も、たのしくいきましょう!!