二十四節気と七十二候

二十四節気と七十二候

「平成最後の〜」とよくいわれる今日このごろ。
時代や暦を意識することが、なんとなく多いように感じる新年です。

私も、日頃暮らしている、森の京都エリア、南丹から、濃尾平野のど真ん中、名古屋に帰省すると、同じ冬でも全然気候が違って面白いなとより一層思います。

名古屋。夏でも冬でもあまり景色変わりません。
名古屋。夏でも冬でもあまり景色変わりません。

同じ冬でも所変われば

南丹の冬は、スッキリした日もあるけれど、晩秋から濃い霧が出たり、全体的に時雨れていたり、雪がちらついたり、だいたいしっとりしています。
名古屋の冬は、カラッと晴れて風が冷たい。周りに山がないので、写真を撮ると一年中同じような景色に見えます。

晩秋の南丹(八木町)雲海がみられます
晩秋の南丹(八木町)雲海がみられます

京都に越してよかったなと思うことに、山が近くて、毎日変わる山の色が、とても美しく感じられることがあります。
名古屋では、山を見るには、高いビルに登るか、すこし郊外まで出ないといけませんでした。

南丹の冬は、スタッドレスタイヤをはかないといけないし、しっとりしすぎて洗濯物が乾かず困ることもありますが、いまの私にとっては、日々の移ろいが感じられてとても好きです。

春の長谷運動公園(南丹美山)
夏の大堰川(南丹八木)
秋の大野ダム(南丹美山)
冬のかやぶき美術館(南丹美山)

二十四節気ってなんだ

ところで、「暦の上ではもう春」とかいいますよね。

これは「二十四節気」といって、中国から伝わってきた暦の一種。
一年を、太陽の黄道の動きを15度ごとにわって(すなわち1年を24に分けて)名前をつけたもの。
昔の中国にならっているので、今日本で使っているカレンダーの感覚としては少し気候が早いように感じます。

七十二候ってなんだ

それに対して七十二候は、二十四節気を更に約5日ずつ3つに分けた期間(すなわち1年が27つに分かれている)のこと。
気象や動植物の動きを知らせるもので、よりいっそう季節感を感じられます。
これはその時代の気候にあわせて何度も変えられているそうで、今使っているのは明治期に設定されたもの。
かなり今の気候に忠実で、だいたいそのとおりに季節が進んでいるなと思います。

たとえばいま、1月2日は「雪下出麦 ゆきわたりてむぎいづる」の期間。
「雪下出麦」は、雪の下で麦が芽を出す頃ということで、この(ざっくり11~2月)あいだ、麦踏みして多くの実がとれるようにします。
(踏むことで、芽吹きが促進されて根張がよくなり、苗が丈夫になるらしい。踏まれて強くなるってかっこいいな)
次は1月7日あたりで「芹乃栄 せりすなわちさかう」で芹の入った七草粥を食べますね。

大きくは、小寒から大寒に向かっていて、2月4日前後の立春から春となります。

今年は季節を感じてみては

ちなみに、「気候」というのは、二十四節「気」と七十二「候」からきているらしいです。
カレンダーに書いてあるものもあるでしょうし、天気予報でいわれることも。ちょっと気にしてみると面白いかと思います。

二十四節気のめぐり
二十四節気のめぐり

田舎にいる人は、わりと七十二候のとおりに季節がめぐっていることを感じられるのではないでしょうか。
都会にいる人も、日々の生活ではわかりにくいかもしれませんが、ちょっとアンテナを立ててみると季節のたよりが感じられて、色気のない風景が彩りをもって感じられるかも。

ちなみに先日、お灸のお店に行ったら、七十二候のカレンダーをもらいました。
季節に意識を向けてみると、体調を崩しにくい方法も考えられるかも。

今年は二十四節気七十二候から季節を感じてみてはいかがでしょうか。